2019年06月17日

県民文化ホール初のダンスイベント『すてっぷ&ビート』後記

 令和元年5月6日、山梨のダンスシーンに新たな1ページが刻まれた。
 ブロードウェイミュージカル“ヘアスプレー”から“You Can’t Stop The Beat”の軽やかで華やかなメロディーが流れる中、47名のジャンルも団体も異なるダンサーと観客がひとつになり、YCC県民文化ホールは歓声に包まれた。

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 山梨のダンスシーンに新たな潮流を起こしたいと今年からスタートしたダンスイベント『すてっぷ&ビート』、5月5日、6日の2日間で29組700名のダンサーが一同に集結した。“ダンス”をメインに据えたホール初のイベントということで、当ホールのイベントに初めて申し込んできたグループも多く、多彩なジャンルが出演するダンス好きにはたまらないイベントになった。

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リハーサル風景

 またイベントの魅力、ダンスを通じたパフォーミングアーツの魅力を広く発信するため公開演技“エキシビジョン”を5日、6日の両日フィナーレで行った。申し込みがあった29組から代表者だけを集め、団体やジャンルの垣根を取り払った合同ダンスステージである。当ホールの演出・構成に韮崎市出身の元タカラジェンヌ 神麗華さんが振付を行い、7ジャンル13組、47名がイベントに花を添えた。

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振付・神麗華さん

内容は、ダンスを中心に据えながら物語が展開していくダンスパフォーマンス。
 「YCC県民文化ホールで行われる新元号パーティにルパン三世よろしく窃盗団が潜入し、黄金のモニュメントを奪いにくる」というストーリー。窃盗団に扮したタップダンサー、その窃盗団と格闘するジャズダンサー、バレエ・フラ・ヒップホップ・ベリーがパーティゲストとなり、モニュメントを手にした窃盗団の喜びをダンススポーツが表現した。各ジャンルの個性やコラボレーションが光る約20分間のダンスエンターテインメントであった。

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バレエ

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ヒップホップ

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フラダンス

 リハーサル期間約1か月、初めて顔を合わせる様々なダンサー、我々ホールスタッフも含めて未知のチャレンジ、不安も多かった。毎週土日に振り渡しが行われ、それぞれのスタジオなどで振りを磨いた。各自、馴染みのある振りについては、すんなり進んでいくが、ユニゾン振りの場合は、馴染みのない振りも渡され、なかなか思うようにいかない。さらに普段は、あまりやらない芝居も必要になる。

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ジャズダンス

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ベリーダンス

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ダンススポーツ

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タップ

 “ダンス”とひと塊に言ってしまっているが、実はジャンルによる違いは大きい。リズムの取り方、体重移動、言語、振りに対する意味合いなど、ジャンルによって表現へのアプローチが大きく異なる。ジャンルを超えた共通理解を深めていかなければならないし、せっかく合同で行う機会なのだから各ダンスの魅力とコラボレーションの魅力は両立したい。わずか20分のパフォーマンスではあるが、ひとつの作品にまとめ上げることは、とても難しい作業であった。

 4月も下旬にさしかかるとメンバーはお互いに声をかけ合い、慣れない振りについては教え合い、コンビネーションを高めていった。そんな姿に“やって良かった”とほっとひと安心したものだった。
5月になると一気に形になってきた。最終リハーサルでは、さすがグループを代表するアーティストたちで見違える姿を見せ、本番では各団体で行うメインステージと両立させながらも2日間の“エキシビジョン”を見事に飾ってくれた。観客からのアンケートでも“素晴らしい”、“面白かった”、“感動した”などたくさんの賞賛の声をいただいた。

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 私が知る限り、このように多彩なジャンルがひとつになるダンスパフォーマンスは聞いたことがない。未知の機会に挑戦し、お客様に、そして私にも感動を与えてくれたメンバーに“ありがとう”と感謝を伝えたい。
メンバーの中には、すでにホールを離れ交流が進んでいる。“エキシビジョン”を通じて、山梨のダンスシーンが大きく広がっていけばうれしい。

 来年の同イベントは、2020年5月2日〜4日の3日間に拡大して開催する予定。多くの参加を期待すると共に、今後のさらなる盛り上がりに大いに期待したい。

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集合写真
posted by ミルケ at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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